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勢いで書き上げた新作を投下してみたりなんかして。
ちょっと前から性転換物書いてみたいなと思ってたところに設定閃いたので勢いで。
タイトルはいいのが思いつかないのでひとまずこれでいこうかと思っています。


「ん…ここ…どこだ?」
目覚めて目に映るのは見知らぬ天井。
聞こえてくるのは規則正しく響く電子音。そして匂う消毒液の匂い。どうやら病院にいるらしい。
「ここは…病院?でもどうして…ぐぅっ」
特に病気もしていないはずなのに何故病院のベッドで寝ているのだろうか。
起き上がろうと体に力を入れると全身に激しい痛みが走り思わずうめき声を上げてしまう。
何か身体の感覚がおかしいような気がする。どこかズレているようなそんな感じ。
「あらあら、目が覚めたのね。でもまだ動いちゃダメよ。今先生呼んでくるわね」
開きっぱなしになっていた入り口から痛みにもがく様子が見えたのか看護師が駆け寄ってきた。
子供に話しかけるような口調で動かないように言うと急いで部屋から出ていってしまった。
「あ、ちょっと…行っちゃった。それにしても声もなんか変な様な…風邪でも引いた?」
先程から感じていた違和感の一つが声。こんなに高い声では無かったような気がする。
それにどうしてか身体が思うように動かない。とゆうよりもほとんど動かすことができない。
「や~っと目が覚めたのねぇ、気分はどうかしら?」
どうすることも出来ずに天井を眺めていると呑気な声と共に聞いたことのある声が聞こえてきた。
なんとか首を動かして声の主を視界に捉えると、まさに知ってる人物だった。
「…なんでお前が白衣着てそんなとこに立ってるんだ?なぁ、みやびぃ?」
「なんでって…そんなのお兄の主治医だからに決まってるじゃない」
目の前の女医は俺の妹で雅。性格に少々難があるが一応医者だ。
雅はペンライトで俺の目を照らし何かを調べているようだった。続いて聴診器も取り出している。
「なぁ、ところで俺はどうして病院のベッドなんかで寝てたんだ?しかもお前のいる病院で」
「ん~?…っと特に異常は無さそうね。あら?何も覚えてないんだ」
聴診器で胸の音を聞いていた雅は俺の問い掛けに意外そうな表情で呟いた。
「まぁ、あの状態じゃぁ覚えてなくても無理ないかぁ。えっとねぇ事故で運ばれて来たんだよ」
「事故?…だめだぁ、何も思い出せん」
「んっとねぇ…確か信号待ちしてたところに大型トラックが突っ込んで来た…みたいよ?」
事故にあったと言われ何があったか思い出そうとする俺をよそに雅は傍らの椅子に座る。
そして何やらメモを見ながら事故の簡単な状況を説明してくれた。
「はぁ…そんで運ばれて来たってわけか。まぁ生きてるみたいだからいいんだけど…」
「そ、そうだよねぇ…」
自分の置かれた状況を確認し、呟いた言葉に歯切れ悪く頷く雅。
雅の様子が気になりつつも目覚めた頃から気になっていたことを訊ねてみる。
「ところでさぁ、なんか起きた時から声が妙に高いんだけど…風邪でも引いてるのか?」
「なんだ、気づいてたんだ。そうねぇ、そろそろ頃合いかしらね」
雅はニヤリと笑うと部屋の隅に置いてあった姿見を重そうに移動させてきた。
「よいっしょっとぉ。これでよく見えるでしょ。どう?」
ベッドのリクライニングを起こし俺が姿見を見やすい様にする雅。なぜか自慢気だ。
「どうって、何が……これは…どうゆうことだ?」
目の前に置かれた姿見には見慣れた俺の姿は無く、代わりに銀髪の女の子が写っていた。
しかも不思議な事に俺が喋ったとおりに女の子も口を動かしている。
「どうもこうも見たまんまよ。その女の子がお兄ってことよ」
「はぁ?なんで俺が女の子になるんだよ。あぁ、もう、何がなんだか…」
姿見を見つめている俺に雅は写っている女の子が俺だと言い出した。
「それはこれから説明してあげるわよ。えっとねぇ…」

「つまりだ、事故って治りそうにない俺の体で研究中の薬の実験して結果こうなったと…」
「そうそう、物分りが良くて助かるわぁ。それで、今後のことなんだけど~」
「や、ちょっと待てって。そもそも色々まずいんじゃないのか?」
雅の説明を受けて大体の流れは分かったが色々納得いかない部分がある。
「結局俺は死んだってことになる訳か?」
「うん。まぁ…相当アレだったからしょうがないよ~」
俺が死んだか確認するとあっさりと肯定する雅。どうもかなり酷い状態だったらしい。
「あっさりと…ってかそもそも人体実験すんなよ…。つか、どんな薬だよ…」
「だいじょぶだいじょぶ、細かい事は気にしちゃダメだよ?」
「いや、全然細かくないからな?死んだのはいいとしてだ、この身体はどうゆう…」
「ん~…お兄の身体を再構成したら性別変わっちゃったってのが分かりやすい…かな?」
今の俺の身体について説明を求めたがどうやら雅自身にも詳しい仕組みはわかってないらしい。
「まったく…まぁ命拾い、とは違うけど生きてるだけマシか…」
「うんうん、生きてるってのは素晴らしいよねぇ」
死ぬよりは生きている方がいいので細かい事は置いておくことにする。
雅は俺の言ったことに頷きながらどうでもいいことを呟いている。
「んで?これからどうすればいいんだ?ってか、名前とかその辺はどうなってるんだ?」
「ん?意外に前向きね。名前はねぇ…はい、これ」
俺の問い掛けにベッドに掛けられていた名札をテーブルの上に置く雅。
「何々、牧野…亜莉子?牧野はともかく、名前はなんて読むんだ、これ?」
「ありす、よ。外見にぴったりで可愛いでしょ」
どうやらこの体はありすと言う名前らしい。確かに日本人離れした外見にはぴったりだが…。
「つまり、これから俺は牧野亜莉子って女の子として生活していくと。そうゆうことだな?」
「そゆこと~。もっと反論があるかと思ってたけど意外に素直に受け入れてくれたわね」
「や、別に素直に受け入れたつもりはないんだけどな。ただ、どうしようもないってだけでな」
俺のそんな言葉に雅は「それもそうね」と軽く笑いながら答えた。
「ところで、身体がうまく動かないのは…っと、なんだ急に眠気が…」
「あぁ、まだ身体が本調子じゃ無いから当分は寝たきりだからね~。そろそろ限界かな?」
自由に動かせない体のことを訊ねようとしたが急に襲ってきた眠気に遮られてしまう。
そんな俺の様子を見て雅は時計を確認しなにやら注射を用意し始める。
「まだしばらくは寝てることが多いからね。起きてられるのもそろそろ限界ね。おやすみ~」
「おやすみって、ちょっと…」
独り言のように呟きながら慣れた手つきで俺の腕に注射をする雅。
すぐに薬が効きだしたのか一気に目蓋が重くなってきた。
俺はそのまま眠りに落ちてしまった。

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