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おむつ、おもらしな内容の小説がメインとなります。 それらに抵抗のある方はご遠慮下さい。
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今回は突発の短編をひとつ載せてみようと思います。
以前からやってみようと思っていた独白形式のお話です。

今回のお話のテーマは「おむつの必要な女子高生」です。
日常のひとコマでこんなことを考えてるかな、と想像しながら書いてみました。
お話のアイデアはついったー上の会話から得たものです。
うまく書けているか不安ですがお楽しみいただければと思います。


「とある少女の日常生活(おむつせいかつ)」

「ねぇ、トモ……智花ってば…」
午後の授業中に寝てしまった私は、隣の席の綾香に声をかけられて起こされた。
「んぅ・・・なによぉ。…眠いんだけど…」
「なによぉ。じゃなくて、先生こっち見てたから当てられる前に起こしたのよ」
眠い目を擦りながら問いかける私に、綾香は小声で答えてくれる。
確かに板書をしている先生は頻繁にこっちを見ているような気がする。
「ありがとね、綾香。アヤが寝てたら起こしてあげるね」
「や、私はトモみたいに寝ないから」
アヤとそんなやりとりを小声でしながら硬くなった体をほぐそうと少し伸びをするとお尻から濡れたような感触が伝わってきた。
(あ…またやっちゃったんだ…。次の休み時間トイレ行かないとね…)
濡れたものの貼りつく感触に気持ち悪さを感じ、無意識に体を揺らす私。
ふと時計を確認すると、残りの時間はあと5分くらいになっていた。
(ラッキー、寝てる間にだいぶ時間経ってる)
私は心の中でそう呟いて、急いで板書をノートに書き写していった。

授業終了のチャイムが鳴り途端に賑やかになる教室。
クラスメイトはそれぞれに集まっておしゃべりをしているけれど、私はそれには参加せずに少し大きめのポーチを持って教室を出る。
「うぅ~ちょっと油断したかも…冷たいよぉ…」
椅子に座っている時はそれほどでも無かった濡れた部分の冷たさがはっきりと分かる。
歩きにくいのを我慢して私はトイレの個室へと入った。
「ふぅ、ここまで来れば大丈夫ね…」
ドアにもたれかかりながら後ろ手にカギを閉め、大きく息を吐く。
毎回トイレに来るまでの間は誰かに見つかるんじゃないかと不安に感じるから個室のカギをかけると安心する。
「さてと、時間も無いし、早くしないとね」
私は誰に聞かせるでもなく呟くとスカートを脱ぎ、フタを閉じた便座の上に畳んで置く。
すると個室の中に現れるのは上半身は高校の制服、下半身はパンツ…では無く高校生には不釣合な紙おむつを身に着けた女の子の姿。
「う~、さすがにもう冬だしこの格好だと寒いなぁ…」
どうして高校生にもなって紙おむつをしているかと訊かれれば「私には必要なものだから」と答えるしか無い。
高校に上がる前、中学卒業の直ぐ後に巻き込まれた事故。
幸い目立つ傷は残らなかったけど、腰の辺りを強く打ち付けてしまった。
その影響なのかおしっこを我慢すること、尿意を感じることが難しくなってしまった。
最初は一時的な症状だと思っていたが、医者からは完全に治すことは出来ないと告げられてしまった。
もちろん入院中にもおむつは着けさせられていたが、退院後は普通の下着に戻れると思っていた。
それだけに今後もおむつを身に付けなければ元の生活を送ることが出来ないと理解したときは絶望的な気分になったっけ。
「…よっと、うわぁ黄色くなってるなぁ…一回トイレに行ったのになぁ。ま、いいや。新しいおむつはっと…」
まぁ半年近くたった今ではなんとかおむつを着けることを受け入れることが出来るようになってきたって感じかな。
実際、退院して一日でおむつ無しじゃどうしようも無いことは痛感したしね。
一日パンツで過ごそうと思っていたんだけれど実際にはお昼になるまでに気づかないうちにお漏らししちゃうし、
トイレに行きたくなっても全然間に合わずに途中でお漏らししちゃったりしちゃって、さすがにおむつを着けようと思ったの。
それに…思っていたよりも紙おむつの着け心地が良かったってのもあるのかな?
「この柄もかわいいなぁ…っと見とれてる場合じゃないや。んしょっと、はぁ~新しいおむつあったかくて柔らかいなぁ…」
病院では大人用の一番小さいサイズのおむつを着けられたんだけど、真っ白でいかにも介護用って感じのおむつだったからすごく嫌だった。
退院してからもしばらくは仕方なくはそのおむつを着けてたんだけど、我慢出来なくてネットで色々調べてみたの。
最近は子供用の紙おむつでも大きいサイズがあるのね?小学校の大きな子でも履けそうなサイズまであってびっくりしちゃった。
幸い、と言うか何と言うか…。年齢の割に小柄だったからなんとか子供用の紙おむつでも穿くことが出来た。
少し恥ずかしかったけど紙おむつを穿いて鏡を見てみると、今までの味気ないのとは違い、白地に可愛いデザインの紙おむつを穿いた私の姿。
その時ばかりは自分の小柄な体に感謝しちゃった。普通の体格ならこんな可愛いおむつ穿くことなんて出来なかったんだもの。
「…っと、スカートも履いたし…変なとこもなしっと。教室戻ろっと」
おむつを替えるときはスカートも一緒に脱ぐことにしている。ほんとはトイレで下を全部脱ぐのは恥ずかしいのだけれどね。
慣れない頃に脱がずにおむつを替えようとしたら濡れてた部分にスカートが触れちゃって目立たなくするのに大変だったのよね…。
それ以来、スカートを履いているときにおむつを替える場合は脱ぐようになったってわけ。正直冬は寒いわね…。
「おっと、いけない。これ持って教室帰るところだったわ。丸めて…袋に入れてと。掃除当番さんよろしく~」
個室のカギを開ける直前に手に持ったままの重くなった紙おむつに気づく。危うくそのまま教室に戻るところだった。
手早くおむつに付いているテープでおむつを丸め、ポーチから取り出した黒いビニール袋に入れ口をしっかり閉めるとそのままゴミ箱に捨てる。
「さってと、残り1時間がんばろっと」
 

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