おむつ、おもらしな内容の小説がメインとなります。
それらに抵抗のある方はご遠慮下さい。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 今回は突発の短編をひとつ載せてみようと思います。 授業終了のチャイムが鳴り途端に賑やかになる教室。 PR
ねこのおんがえし4-1話お届けします。
今回は最初の構成から長くなることが分かっていたので場面の区切りがいいところで更新することにしました。 では、お楽しみください。 少女を連れて脱衣所へと出た圭介。しかし体を拭く段階になって重要なことに気づいたらしい。 (髪はともかく、体を拭いたりしてもいいんだろうか・・・風呂場でも体は洗ってやらなかったし・・・) 髪を洗うことは特に意識してはいなかったが、全裸でしかも湯上りの体を見ていると変に意識をしてしまう。 ひとまず髪を拭いているのだがどうにも身体に目が行ってしまう。少女は手持ち無沙汰に濡れた自分の体を眺めている。 「あの、けいすけさん。こっちも濡れてますけど、いいんですか?」 「あ~…今髪拭くので手が塞がってるからさ。悪いんだけど自分で拭いてくれる?」 体が濡れたままなのが不思議なのか少女が振り向き自分の体を指差しながら圭介に尋ねる。 少女が振り向いていたことで背中側にいた圭介にもその控えめだが確かに膨らんでいる胸がはっきりと見えてしまう。 しっかりと少女の胸を見てしまった圭介だが、気まずさから少女の体から目を背け自分で体を拭くようにと新しいタオルを手渡す。 「はぁ…これで濡れたのを拭くんですね?へぇ…人間って面白いですね」 新しく興味を惹かれるものができ、正面に向き直りタオルを自分の体に擦りつけ始める少女。圭介はほっと胸を撫で下ろすと同時に先程の光景を思い出す。 (こんなに小さくても意外に膨らんでるもんなんだな…って何考えてるんだよ。この娘はそんなんじゃないだろ) 自分で忘れようと思えば思うほど鮮明に先程の光景を思い出してしまう圭介。頭から追い払おうと黙々と少女の髪を拭いていく。 少女は少女で体を拭くのが面白くなってきたのか上機嫌でどんどんと拭く場所を変えていく。髪の方も大体乾いたのでドライヤーを手に取る。 「ちょっとあったかい風出るからね。じっとしててね」 呼びかけてからドライヤーのスイッチを入れる圭介。と同時に少女の背筋がピンっと伸び、しっぽの毛も少し逆立った。 「にゃっ…音、びっくりしました…。あ、あったかいですぅ…」 「そう?それなら良かった」 初めは音にびっくりしていた少女だったが、温風にリラックスしたのか逆立っていたしっぽの毛も元に戻り伸びていたしっぽもフニャフニャと緊張が解けていく。圭介はその様子に笑いを堪えながら少女の髪に手を入れ丁寧に温風を当てて乾かしていく。 少女も体の前面は拭き終え暇になったのか拙い手つきでタオルを畳んだり、広げたりを繰り返している。 「前の方は拭けたかな?後ろ拭くからタオル貸してくれる?」 「はい、お願いします」 少女は少し歪だが丁寧に畳まれたタオルを差し出す。圭介はそのタオルを見て微笑を浮かべる。 「?あの、何かおかしかったですか?」 「いや、ちゃんと畳めてるなと思って。えらいえらい」 タオルを見て笑っている圭介に尋ねる少女。 その答えとして頭を撫でながらタオルを目の前に差し出す圭介。撫でられ少女は目を細め「あぅ」と呟く。 「じゃあ、背中から拭くから。くすぐったかったら言ってね」 一応体に触れることを宣言してから少女の背中を拭き始める圭介。少女は胸の前で手を組みどうすることも出来ずじっとしている。 (女の子の体ってほっそいなぁ…でも柔らかいな…もうダメかもな、俺…) 少女の背中から腰までを拭きながら圭介はふとそんなことを考えてしまう。圭介は手を止めると少女の肩越しにタオルを差し出す。 「一人で拭けないところは拭いといたから足の方は自分でやっといてくれる?キミが着るもの探してくるからさ」 「…わかりました。すぐ戻ってくるんですよね?」 「うん?あぁ、大丈夫、すぐに戻ってくるよ。じゃあ残り拭いといてね」 服を探しに圭介が脱衣所を離れることを知ると途端に後ろを振り向き不安そうな表情になる少女。 圭介はその不安を吹き飛ばすように笑顔ですぐに戻ると答え頭を撫でてやる。 少女は圭介の言葉に頷くが早いか前屈の姿勢で足を拭き始める少女。当然少女の真後ろにいた圭介には少女の大事な部分が全て見えてしまう。 「ぶっ!」 「?どうかしましたか、けいすけさん?」 「や、なんでも無いから」 「?はぁ…んしょんしょ…」 予想外の光景にまだ少女の方を向いていた圭介は思わず噴き出してしまう。 それに気づいた少女は足の間から顔を出して圭介の様子を伺おうとする。 しかしそうすることでさらに見える範囲が大きくなっていくことに少女は気づいていない。 圭介は自分の方を覗き込もうとする少女に手のひらを向けストップさせる。少女は納得していない様子だったがすぐにまた体を拭く作業に没頭する。 圭介はその様子を確認して脱衣所のドアを閉める。 「はぁ…羞恥心無いとは思ったけどあそこまでとはなぁ…。まさかモロにアソコ見せられるとは思わなかった…」 ドアの横の壁にもたれかかり、脱力しながらため息を付く圭介。考えることは自然と先程の光景になる。 「しっかし…アイツのとは違って、つるつるだったしきれいだったな。……着るもの探さないとな…」 自分が無意識に呟いていた内容に自分でも呆れてしまう圭介。 しかし突っ込む気にもならなかったためそのまま少女の着るものを探しに向かったのだった。 え~前回の更新から間隔が開いてしまいました。 ついったーばかりしてました、スミマセン。 「さてと、それじゃあそこに座って。じっとしててね」
「それで、うちに何の用だったのかな?」
「あ、あの…な、まえ」 ひとまず少女を家の中にいれ、訪ねて来た理由を尋ねる圭介。少女は消えそうな声でなまえと呟いた。 「なまえ?俺の?……圭介、だけど。それがどうかした?」 少女の呟きに圭介は自分の名前を答える。少女はその答えを聞き瞳を潤ませる。 「えっ、あ、ちょっと、どうしたんだよ。なぁ、おい」 「…ひっく、け…す…。えっく…見つけた…けいすけぇ」 なぜか圭介の名を聞いた途端泣き出す少女。圭介はどうしていいかわからずただ泣きじゃくる少女を見つめることしかできない。 しばらくすると泣きじゃくる声は収まり少女が鼻をすする音だけが響くようになった。 「あの……大丈夫?」 「ふぁい…ずみばぜん。うれしくてつい」 少女は圭介の問いに鼻水をかみながら答える。その顔は先ほどよりもずいぶん明るく見える。 圭介も少女の様子が明るくなったのに気づき少しほっとする。飲み物を差し出し話を続ける。 「それで、さっき俺を探してたって言ってたけどあれはいったい…」 「はい。ずっとあなたを、圭介さんを探していたんです」 「探してたって…どこかで会ったことあったっけ?」 少女の言葉に圭介は改めて少女の顔をまじまじと見つめる。羽織っている布でよくは見えないが長い髪に整った顔。 記憶を掘り起こそうと少女を見つめていると少女と目が合う。少女は少し照れたように笑う。やはりその顔に見覚えは無いらしい。 「えっとさ、どこかであった覚えが無いんだけど人違いとかじゃない?」 「いいえ。確かにあの時助けてくれたのはあなたですよ、圭介さん。覚えてませんか?」 少女の事を覚えていないと言う圭介の言葉に首を振り、圭介の目をまっすぐに見据える。 その少女のまっすぐな視線で冗談では無いと思いもう一度記憶を洗いなおす圭介。 (まったく覚えが無いんだよな…そういや助けてもらったとか言ってたな。…助けた?) 腕を組み考え直しているうちにある出来事に思い当たる圭介。 「そういやちょっと前に車に轢かれそうになった子猫を助けたことはあるけど…関係無いしな…あ?」 独り言のように呟く圭介。ふと視線を感じ顔を上げると少女が期待の眼差しを向けていた。 「いや、助けたって言っても子猫なんだけど…。まさかその子猫の飼主?…でも猫が名前分かるわけないし…」 「わかり…ませんか?」 「ん~…あの場には確かに俺と子猫しかいなかったし…まさか猫が人になったり、なんて事漫画じゃないんだし…へ?」 圭介は自分でも馬鹿げていると思う仮説を口にする。しかし少女はうれしそうな表情をし、さらに頭に被っている布の下で何かが動いている。 「あ…のさ。聞いていいかな?」 「はい?なんですか?」 「その…布の下…何が動いてるの?」 少女の感情に連動するかのように布の下で何かが動いている。圭介は少女の頭を指差し問いかける。 「これですか?…なにって…耳ですよ?あ、あとしっぽです」 少女は圭介の問に答えながら頭を覆っている布を取る。すると人のものでは無い獣、恐らくは猫の耳と同じく猫の尻尾とが現れた。 「は?耳?しっぽ?……え?夢?」 圭介は少女の体から生えている耳と尻尾を見ながらも現実を受け入れる事ができずにいた。 圭介が見つめる前で、耳はピコピコと動きしっぽもまたフリフリと少女の今の感情を表すように揺れてる。 「ちょっとごめん」 圭介は少女に一言言うと少女の耳に手を伸ばす。 「…柔らかい…それに暖かい…まるで本物みたいだな…」 「ひゃっ、けいすけさ、んっ。んんっ、はぁっ…」 触れた耳は本当の猫の耳のように柔らかく、毛の感触も本物のようだった。そして何より温かく、作り物ではなく確かに血が通っている事が感じられた。 しばらく耳の感触を夢中で触っていた圭介だったが、少女の様子がおかしいことに気づき手を放した。 「んんっ、ふぅっ…はぁはぁ…けいすけさぁん、触り過ぎですよぉ…」 「あっ、ごめん。つい…」 圭介の手から開放された少女は椅子の背もたれにぐったりともたれ掛かり、荒くなった息を整えようと深呼吸をしている。 圭介は少女の耳とさっきまで触れていた自分の手を交互に眺める。やはり先程の感触は本物で、少女の耳も本物らしい。 「あのっ、私、あの時助けて貰った猫です。…信じてはもらえないかもですけど……あ、この前の時の背中、大丈夫でしたか?」 「…いや、信じるよ。触ったから分かるよ。その耳は本物だ。それにあの場にいないと背中の事は分かんないし」 当事者でしか知り得ない事を口にする少女。その言葉で圭介は少女が助けた子猫だと確信したようだった。 「けいすけさん…よかった、信じてもらえて。信じてもらえなかったらわた…くちゅっ」 少女の言葉は突然のくしゃみで途切れる。よく見ると少女は全身びしょ濡れで寒さで震えていた。 「とりあえずさ、色々話したいことはあるだろうけどそのままだと風邪引いちゃうから。シャワー浴びておいで」 圭介は少女の目線に高さを合わせそう告げる。少女も圭介の言葉に頷くのだった。
「あ~、今日も雨か…今日で何日目だよ…」
|
カウンター
カレンダー
リンク
最新記事
(08/30)
(07/24)
(02/19)
(12/25)
(12/16)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
水島唯
性別:
男性
自己紹介:
連絡先:yuimizusima@hotmail.co.jp
スパム対策で@は全角です。半角に変えてください
ブログ内検索
フリーエリア
アクセス解析
|